TIG2007〜2009年情報
(代表者 出川によるブログ)

●2009年12月31日:平成21年の大晦日にあたって
 はやいもので2009年もあっという間に終了してしまうところです。今年も皆様のおかげさまで忙しく1年を過ごすことが出来て大変感謝しております。1年間では、本業の仕事のコンサルテング、講演、研修などは別としても、単著、共著を含めて3冊の新刊書の発刊、リクルート、週間現代、ベンチャー関係出版社、その他の多くのインタビュー、継続的な大学や地方自治体関係での講演・セミナーなどなどいずれも印象深い記憶と記録が出来ました。こちらも企画実行された皆様に心よりお礼申し上げます。

前回のHP更新からは2ヶ月ちょっとしかたってませんが、その間の業務以外のパブリックな活動について、少し紹介させていただきます。こちらも楽しくさまざまの方とお話させていただき、感謝しております。大学関係では、大分大学、香川大学、島根大学、松江高専などであり、自治体関係では島根県、香川県、名古屋市、大分市などです。これらのところで、共通して述べさせていただいたテーマは「ものづくり」です。ただの「物作り・でも「モノ造り」ではありません、「モノ創り」です。これがいま日本の製造業、技術者に必要な(プロダクト)イノベーションというわけです。

来年(2010)も時間の許す限り日本中にでかけていきたいと思っています。今からとても楽しみにしております。



●2009年10月28日:幣社HPの更新について:
 7月以来、3ヶ月ぶりのHPの更新となりました。新緑のころのHP更新から、あっという間の3ヶ月です。世の中は紅葉の時期となりました。世の中は景気もようやく少しずつ回復しつつありますが、まさに付加価値をどのように考えるかで、その対応の仕方は知恵の絞りどころです。技術をベースにイノベーションを真剣に考えられて、実行されているかた雑談しましょう!


●2009年10月28日:幣社コンサル業務、セミナー・講演内容について:
 幣社では、ここ半年ほど、大変増えた相談ごとが2つあります。それが、新規事業に役立つ技術ロードマップ作りと、事業構想のためのマーケテングです。いずれも共通するのは、技術をどのように世の中に役立てるかという観点での探索と仮説創りと検証のサイクルの作業となります。セミナーもこれに関した内容が増え、その実践方法として、MOTを位置づけるという考えてみれば当たり前の方法が王道になってきました。研究開発成果を事業に本気でしたい方、技術ロードマップがうまくまとまらない方、ぜひ遠慮なくご相談ください。


●2009年10月24日:研究・技術計画学会でイノベーション人材の評価を報告(ご紹介):

この学会では、東工大田辺研究室と一緒に、これまで「イノベーション、ベンチャー経営」に関するシリーズ発表(毎年4報づつ)を行ってきました。その内容を復習すると:
・2006:ベンチャーの死の谷と大学発ベンチャー企業
・2007:開発連携型ベンチャー企業の仕組みと実例
・2008:コーポレートベンチャーと経営イノベーション(革新)

2009年の今年は「イノベーション人材の評価・育成システム」にまとを絞って下記4つの講演を行いました。

・日本企業のパラダイムシフト対応への課題

・国内外の企業におけるマネジメント体制の事例

・海外の大学・公的機関における事例

・パラダイムシフトに対応するマネジメント革新

発表内容にご興味ある方は、遠慮なくメールで教えてください。進呈いたします。


●2009年10月24日号の週刊現代にて、代表のコメントが掲載されました:息子を入社させたい企業とは??(ご紹介):

この内容は追って解説をつけて紹介します。インタビューを受けた人の仲で唯一に近い,技術者息子をもっていると仮定しての立場で、どのような会社が興味あるかというこたえを出したものです。


●2009年10月5,6日:八戸工大でのMOT集中講義の内容について(ご紹介):今年初めて八戸工大にて、MOTの集中講義を丸2日間にわたって行いました。まだ紅葉にはちょっとはやいものの、以下の内容でした。ご参考までに紹介します。

(講義:新事業創出特論)
        日本の産業イノベーションに最も必要な新規事業創出に関する実践的な講義を行う。まずは新商品・新事業の創出メカニズムを明確化したあと、製造業における付加価値構造のパラダイムシフトと研究、開発、事業化への時系列的な概念をいわゆるMOT(技術経営)的な実践的な手法を用いて述べる。また具体的なマネジメントの方法論(マーケティング、産学連携、知財戦略、プロジェクト・マネジメントな)どの基礎知識を示すとともに、戦略的な思考法としてロードマップやビジネスプランの知識と実例についても体系的に講義する。
        一方、新規事業創出にもっとも近い距離にいる特徴ある小さな組織として各種のベンチャー的組織や企業を取り上げ大企業や中小企業と比較検討していく。事例研究として企業内起業としてのコーポレートベンチャー、米国の典型的な研究開発型の大企業と連携するベンチャー企業を検討したあと、日本における中小・ベンチャー企業、大学発ベンチャー企業などの成功・失敗事例を講ずる。また、また地域発のベンチャー・中小企業について、広範な成功事例を例示・解析する。


●2009年8月:夏季MOTの集中講義と近況について:

 ことしも夏季中にいくつかの大学(東北大、高知工大、大分大など)でのMOT,イノベーション、新商品開発、ベンチャー企業、中小企業などに関連した集中講義をおこないました。熱心な学生、社会人のかたと一緒にこちらも勉強させていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
なを、幣社代表の出川は、時間の許すかぎり各大学でのMOT(技術経営)、イノベーションのマネジメント、ベンチャー起業、産学連携・知的財産マネジメント関係の講義をお引き受けしておりますので、遠慮なくご相談ください。


●2009年7月10日:幣社HPの更新と近況について:

5月以来、2ヶ月ぶりのHPの更新です。最近の著作2冊の紹介、起業家紹介のインタビュー記事、文科省のイノベーション政策に関する懇談会関係の記事を中心に載せてあります。イノベーションは面白い、わくわくする・・をキーワードに皆様のお役に立ちたいと常に願っています。

 

●2009年7月8日:最近の新刊書2冊の紹介:

最近の幣著関係を紹介したいと思います。いずれも共著本ですが6月末に出版した2種類の内容は下記に示してあります。1冊は「理科少年シリーズB最強の研究室対談本」、2冊目は「イノベーションとベンチャー企業」本です。お時間あるときに御覧ください。

 

1)「【検証】東北大学・江刺研究室最強の秘密」(理科少年シリーズB)

江刺正喜・本間孝治・出川通[著]、四六判・並製・定価1680円(税込)

→こちらは全編対談です。産学連携のポイントが語られているかと思いますが、いかがでしょうか・・・・

http://www.hanmoto.com/bd/ISBN978-4-7791-1049-8.html

 

2)「産業革新の源泉ーベンチャー企業が駆動するイノベーション・エコシステム」

原山 優子・氏家 豊・出川 通[著]、白桃書房、四六判 320 頁 定価3,150 円

→こちらは少々堅いベンチャー企業本ですが、大学でのMOT事例講座内容をイノベーションと関連ずけたものです。巻末の対談部分だけでも目を通していただくと良いかと・・・

http://www.hakutou.co.jp/detail/class_code/75181/

 

●2009年7月7日:幣インタビューサイトと内容について(ご紹介):

早稲田大学で今年も「ベンチャー起業論」の講義を受け持っていますが、受講生のなかに起業関係に興味をもちインタビューをうけました。その結果が掲載されていますので、ご参考までに紹介します。このサイト『ReLife』は起業家の魅力と現実を伝えることをコンセプトにしたサイトのようです。このサイトを運営するBusiness Bankは「日本の開業率を10%に引き上げる」ことをミッションに活動しています。このサイトは、Business Bankでインターンシップをしている大学生が運営しています。

→インタビュー掲載ページReLifeLinkのページ

http://www.bbank.jp/relife/kiji/tig-degawa.html

●2009年7月7日:イノベーションに関する効果的な施策は存在するか・・

文科省主催の委員として、平成2011月から平成21年6月 までの間「科学技術・イノベーション政策の展開にあたっての課題等に関する懇談会」にて議論をさせていただきました。その詳細報告書はいずれ公開(下記基本計画特別委員会(第4期科学技術基本計画)HPで7月7日に報告ずみ)されるかと思いますが、特に強調したかった所感と補足を若干のべさせていただきます。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu13/kaisai/1279648.htm

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以下はTIG代表者(出川)の補足コメントです。

(イノベーションへの考え方)

・イノベーションを起こすのは不確定な未来への挑戦なので簡単ではないが、本来は「わくわく」「楽しい」「発見的」なプロセスであり、そのような場とそれを加速する仕組みが必要であることを先ずは強調したい。

・イノベーションを実際の企業組織のなかで起こすには、イノベーションの本質的な仕組みとしての可能性、限界やマネジメントや方法論を理解する人の塊が重要。すなわち「インベンション(発明)」は独創として個人作業になるが、「イノベーション」は自立・自律した人々が互いに協創し展開するエコシステムとなる。

イノベーションの方法論)

・技術をもとにイノベーションを起こす方法論は「MOT:Management of Technology(邦訳「技術経営」)」として体系化されつつあり、その基本体系や方法論の日本化が望まれている。

・これまでの日本の多くの一流製造業におけるイノベーションのネタは諸外国に比べてもある程度存在する。しかし、人材管理と評価システムは基本的にリスクを徹底的に避け、自前技術や経験の蓄積を重視する年功序列型というプロセス管理重視型(工場管理体制の最適化パターン)となっており、イノベーションを阻害している。イノベーションの実現のための方法論には逆行するかたちになっていた。日本ではこのギャップが埋めきれていない。

・イノベーションを実践するための方法論の骨格は米国流のMOTにあるが、その日本バージョンとしてしてはベンチャー企業だけというよりも中小企業の活用、単なるプロダクトイノベーションだけではないプロセスイノベーションとの融合などである。学ぶべきは多様性と歴史のある欧州の大学や公的機関が行なっている方法論、政策ではないかと考える。

(イノベーションを担う人材)

・イノベーションを促進するために必要な人材は、それを担う人とそれらの人をマネジメントする人材の双方が必要である。その両者の基本は自立・自律した企業家精神旺盛なグローバル人材といってもよい。わが国ではそのような(イノベーションを実践できる能力をもつ)人材を公的な学校教育で育成、評価する仕組みはこれまで殆どないといってよい。

・それでは企業や各種組織のなかにイノベーションを担える人材が育成されるまでいないかというと、そういうわけではない。その素質をもつ人材は全理科系人材(たぶん文科系でも同程度かと思う)の中の3分の一程度は存在すると小生の行なったアンケートと経験からいえる。ただしそれらの人々は企業や組織のなかの旧パラダイムの管理・評価体制のなかで埋没しており、その人たちを発掘するのが第1歩であろう。


(イノベーションの促進への政策)

・総論としてはその方向性に関する理解はあるけれども、各論に入ると対処療法的に断片的な法案整備でお茶を濁す例や、まだまだ旧来のパラダイムでの成功体験や既得権にすがりつく事例が多くある。逆にこれが日本ではイノベーション実現の重大な障壁になっており、それを打破するために旧来システムを不連続的抜本的に変化させることが必要な段階にきている。

・産学連携の重要性は原点に帰ることが重要と考える。一般に言われているような経済的な関係でのWIN-WINでなく、まさにイノベーションに必要なオープン型のコラボレーションを生み出す「場」と考えていくことが必要ではないか。すなわち産も学も官も含めて多くの人が喜んで集まりイノベーションという果実が得られる場を創り維持することにあり、それを望んでいる。


2009.5.5
今年は不景気とはいえ、製造業においては新しい商品や事業を生み出さねば勝てない時代が明確になりました。まさに幣社が進めています、技術とイノベーションのマネジメント(MOT)ではプロダクトイノベーションの時代です。
このため、開発に前向きな多くの企業から新たな取り組みとして幣社の役立ち方が、あらためて問われております。さまざまな切り口がお客様のほうから逆提案され大変刺激的な毎日を送ることが出来ておりますことを、感謝申し上げます。
それはそれとして、土日に代表者が積極的なボランテアとしてコミットしております大学関係の新学期が始まりました。時間の許す限り社会人学生、大学院などの理工系の学生に技術を事業化する喜びを感じてもらうために精一杯ご協力させていただきます。すでに早稲田大学(4月9日ー)、横浜国立大(4月20日ー)、青森公立大(5月2日ー)と始まっていますが、このあとも阪大(5月)、名大(6月)、香川大、東北大、大分大、高知工大(8月)と集中講義を行います。各地方に出かけた際は皆様のお近くにいけば、遠慮なく声をかけてください。
幣社TIGは今年いくつかの新しい取り組みを検討中です。顧客の皆様にいかにお役にたてるか?さらに追求して動いております。忌憚のないご意見を頂戴することが出来れば幸いです。何卒よろしくご支援のほどお願いします。


●2009年3月31日:R21での紹介・・
理系よ元気をだそうよ!という趣旨の幣インタビュー記事が掲載されました。皆さんに少しでも元気がでるようになればよいですね!R25の編集部から取材をうけました。サイトに最近(2月13日)アップされています。「最近理系が元気がない、人気もない、生涯賃金もひくそうだ・・・これでよいのか・・」という問いかけに、「これから変わるぞ!まあ見ていてください・・」というインタビューでした。

 http://r25.jp/b/report/a/report_details/id/110000006178

 ・・・・・・・一部を記事から引用します・・・・・・・・・
R25.jp >
ビジネス > 隣の理系がワカラナイ > 5回 理系出身の社長が経営をすると[前編]

 「理系社長と文系社長はどんなところが違うの?」
・・・・・・「もの作りの国」「技術立国」などと言われ、製造業を中心に成長を遂げてきた日本ですが、肝心の製造業がハンパない苦境に立たされている今、どうやったら不況から抜け出せるんでしょうか。

こんな私の問いに対して、「理系出身の社長が増えれば日本経済は上向きます!」と力強く答えてくれた人がいます。『「理科少年」が仕事を変える、会社を救う』(彩流社)の著者・出川通さんです。

 ・・・・出川さんによると、今までのやり方では「どうやって造るか」が大事だったけれど、これからの経営者はマーケットのニーズを押さえたうえで「何を創るか」を考えなければならない。そうなると、営業力や管理能力以上に、技術やマーケットが分かる経営者が求められる。つまり

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皆さんのご意見はいかがでしょうか??


●2009.3.1
潟eクノ・インテグレーションでは、本日から新年度となり6年目をスタートさせます。昨日は丁度5年目の終了と、新たなスタートを東京地区の関係者の皆様に集まっていただき、ささやかなパーティーを開催させていただきました。
休日にもかかわらず、多くの方に参集いただき、旧交だけでなく新交ともいうべき新しいネットワークを構築する機会になっていただければという思いでの開催でした。
製造業の経営環境はますます厳しい時代に入ってきますが、パラダイムシフトに対応して、いかに知恵を出すかというまさにイノベーションの時代に突入です。幣社のキャッチフレーズでもあります「理科少年カンパニー」を今後も目指してお役にたてるように努力して、10周年を目指すことにいたします。何卒、旧来にも増してよろしくご支援のほどお願いいたします。


2009.1.1

皆様、2009年、平成21年となりました。
明けましておめでとうございます。今年は産業界のパラダイムシフトに対応して、新しい動きが予想されますが、それぞれにお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

「技術者に役立つ会社」として創った幣社「株式会社テクノ・インテグレーション(TIG)」も6年目を迎えます。この間、皆様方には、ご支援を頂き心よりお礼申し上げます。

本年は創業の初心にもどり頑張りますので、何卒よろしくご支援のほどお願いいたします。

この場をお借りして、直接の仕事以外で、代表者が取り組んでいる3つの動きをご紹介して今年のご挨拶とさせていただきます。


1) <![endif]>技術経営(MOT)とイノベーションの本:本年(2009)は3冊の本の出版を予定中。

・「最新MOT(技術経営)の基本と実践がよーくわかる本(改訂増補版)」秀和システム刊、20092月刊予定



2)理科少年シリーズの本:2008年は下記の2冊の本が出版されました。またシリーズ第3巻(2009年刊予定)としての企画も進行中です。

・「理科少年が仕事を変える、会社を救う―人生をイノベーションする新思考法」彩流社刊、20085月刊、1500円・・理科少年シリーズ@

・「これが零細ベンチャーの生きる道―起業の愉しみ」彩流社刊、200811月刊、1600円(幣社取締役、本間孝治著)・・理科少年シリーズA

→詳細は本HP著書紹介参照ください。



3)技術人材開発フォーラム創設(予定):2009年はMOT分野のみならず、総合的(塊的な)技術者の人材育成を目指して、新しい発想の展開(組織)を行います。

→詳細は本HP事業紹介参照ください。


●2008.12.31

今年も早いもので、もう大晦日となってしましました。8月以来のニュースリリースです。この間、今年は特にサブプライムに始まった金融破たんの影響が実態経済の製造業にも波及してきました。顧客先の環境変化への対応に走り回ると同時に、少しでもお役に立てるように弊社でも、コンサルテングはもちろんのこと、各種研修やセミナーを通じてさまざまな活動を行いました。

そのほかの活動については、公表されているセミナー、執筆、講演については別途参照いただきますが、最近の経済環境の中ますます、技術者への期待が高まっており幣社も忙しくなっております。年末のあるセミナーで使った資料(PPT)の一部を下記に示して年末のまとめといたします。




2008.12.31(2)
本来は、9-10月にリリースするはずのニュースです。
代表者の出川 通は今年も時間の許す限り社会貢献として、大学・高専・NPOなどの授業をお引き受けしています。2009下期も公式、非公式にいくつかの大学、高専での講義を依頼されており、コンサル仕事の合間をぬってですが出来るだけ、若い学生あるいは中堅の社会人の方と親しく議論させていただいています。こちらも感謝しております。
9月から12月の間に集中講義形式として、参考までに学校/NPO名と講義題目を挙げておきます。
・島根大学理工学部(10月):MOT関係
・香川大学(11月、1月、3月):源内塾、MOT論
・大阪大学(11月):リーダーシップと理科少年論
・出雲高校(10,11月):企業の求める人材と理科少年
・松江高専(11,12月):地域産業論、ビジネスプラン
・NPOテクノ未来塾(12月):寺子屋フォーラム、リスクマネジメント
ほか


2008.9.30
日経ベンチャーonlineにて2週連続インタビュー記事掲載:以下のタイトルで日経BPのインタビューを受けた記事が掲載されました。当初1回のはずだったのですが、内容が面白かったらしく2回の記事になりました。記者(丸山正明さん)は、「この内容は魅力的だが、過激なので、そのまま適用は・・・」とのコメントつきです。
この記事を読んでいただいた、現場の中小企業の社長、また中小企業支援に走っている方々、大学の経営学部の先生方からさまざまの視点の応援をいただきました。ご興味ある方は目を通していただければ、話題提供となることと思います。:

「中堅・中小企業を支援する実務者が支援したくなる企業とは(3,4回)」

http://nvc.nikkeibp.co.jp/report/tech/sangaku/20080825_001351.html
http://nvc.nikkeibp.co.jp/report/tech/sangaku/20080904_001371.html


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2008.8.15(1)
本年度の上期もほぼ終わろうとしています(幣社は2月決算)。今年も多くのお客様向けの実践的な開発・事業化プロジェクトへの直接コンサルテングのほか、MOT関連研修も行ってきました。今年度の特徴的な動きは以下のような点にあります。ますます幣社も実績と経験を積ませていただき、より多くをお客様方にお返ししていく所存ですので、よろしくご支援のほどお願いします。
1)顧客サイドで蓄積してきた、研究開発成果を再度整理して、事業化の可能性を今一度、経営者も含めて議論できるようなマップ(ロードマップ、ポートフォリオ)を作っていくコンサルや研修
2)企業体質や風土にマッチした、新規事業の提案と実践
3)各部署のロードマップだけでなく、実際のビジネスプランまで持っていくコンサルテングや研修


2008.8.15(2)
代表者の出川 通は時間の許す限り社会貢献として、大学・高専などの授業をお引き受けしています。今年も公式、非公式にいくつかの大学での講義を依頼されており、出来るだけ(コンサル仕事の合間をぬってですが)、若い学生あるいは中堅の社会人の方と親しく議論させていただいています。また、皆様から提出していただく、レポートには新鮮な感想やコメントが多く感謝しております。4月から8月の間に集中講義形式として休日に行う場合が多いのですが、参考までに大学名と講義題目を挙げておきます。
・早稲田大学理工学部(4-7月):産学連携・ベンチャー論、基礎
・青森公立大学(4-7月):事業構想論
・横浜国立大学(4,7月):ベンチャー起業論
・名古屋大学(6月):研究開発とベンチャー論
・高知工科大学(8月):起業工学論(MOT部分)
・大分大学(8月):MOT特論

2008.5.5

話は5年前の会社創業のころに戻りますが、潟eクノ・インテグレーションは「理科少年カンパニー」と呼んでいました。これは理科少年の心を忘れないように・・・との思いからきたものですが、このほど「理科少年」本を代表取締役の出川通が出すことになりました。「理科少年が仕事を変える、会社を救う」という本です。ご興味あるかたはぜひ、読んでください。これをネタに議論しましょう。コンサルの経験がぎっしりつまった問題提起の本です。



2008.3.1

潟eクノ・インテグレーションでは、3月1日が会社の創立記念日です。普通の会社より1ヶ月はやく、新しい期が始まります。お蔭様で第5期を迎えることができました。これもひとえに皆様方のご支援の賜物だと感謝しております。
新年にさまざまの抱負は述べさていただきましたので、省略しますが、ますます日本の技術者の必要性と価値は増大してきていると感じております。ただし、これまでの技術者の枠から少しはみ出すことが必要です。それは技術経営であったり、マーケティングであったりですが、もちろん基本的な技術者の能力には相変わらずのベースの技術力が求められます。
弊社では、その「少しのはみ出し」のところを、弊社の熟練メンバー自らが経験したことや、日米のベンチャー企業に学んだことをベースに皆様に還元しているといったほうが、よいでしょう。
今期も、色々な立場の技術者と議論しながら、「お互いに成長」していくということが楽しみです。よろしくお願いします。


2008.1.1

皆様、明けましておめでとうございます。今年は、早いもので技術者のための会社として、創った「株式会社テクノ・インテグレーション(TIG)」も5年目を迎えます。この間、皆様方には、大変お世話になりました。心よりお礼申し上げます。

この場を借りて、直接の仕事以外で、代表者が取り組んでいる中長期的な3つの動きを紹介して今年のご挨拶といたします。

1)理科少年・・・・・・「理科少年の遊び・・・(技術者人性の法則)」が、6月ごろに本になります。技術者の原点は理科少年、生き方やキャリアデザインに迷ったときは、自分の理科少年(少女)時代を見直そう!・・・として始まった「強み」を見つけるリクルートでの連載コラムが、いよいよ大幅増補して、出版されます。(仮題)「理科少年が仕事を変える」(S社刊)、仕事だけでなく、人生も会社も、日本も少しでも変えることを、期待しています。

2)イノベーション・・・・・「イノベーションと企業家精神の本質」を考え続けて4年たちました。開発・事業化のコンサルテングを続けていると、常にこの問題にぶつかります。大企業の組織のなかで、事業化を進めているときもそうでした。「インベンションは一人で出来るけど、イノベーションは一人では出来ない・・・・」「インベンションは他人に対するリスク伴わないがイノベーションは伴う・・」。これを産業イノベーションの観点からベンチャーというツールをもって、3年間東北大の集中講義で議論してきた3人の仲間で今年は「本」という形で切り出してみたいと思っています。「(仮題)ベンチャー企業が牽引するイノベーション・エコシステム」(H出版刊)、楽しみです。

3)技術維新と試作開発(プロトタイピング)・・・・・昨年来、自立している各分野の仲間と5回の手弁当の合宿を繰り返して議論を進めてきました。日本の要素技術、マーケットの先進性は文句がないのに、どうしてこうなるのか(IMDランキング)・・・・・ひとつの切り口が、ベンチャー、大企業、中小企業などで皆困っているのは「中間試作、試作量産設備のハード・ソフトの欠如」との結論が改めて得られました。実はイノベーションの方法論として「仮説の構築と検証」というのがあります。まさに試作開発(プロトタイピング)なのです。今年はこの面での実践的な活動にも力をいれようと考えています。この件で色々な方のところに顔を出すかと思いますが、ぜひよろしくお願いします。

これらに関連して皆様とも一緒に何かできれば幸いです。遠慮なくメール(info@techno-ig.com)を頂ければければ幸いです。

もちろん弊社(テクノ・インテグレーション)の本来の主業務には最大限の力を入れていきます。本年も何卒よろしくご支援のほどお願いいたします。

 

●2007.12.31

早いもので、もう大晦日となってしましました。8月以来のニュースリリースです。この間、もちろん遊んでいたわけではありません。顧客先の環境変化への対応に走り回ると同時に、少しでもお役に立てるように弊社でも、コンサルテングや各種のセミナーを通じてさまざまなツールを準備していました。

幣テクノ・インテグレーション(TIG)の1年を振り返りながら、その変化と新しいツールを紹介することにします。

(1)これまでの、開発・事業化を中心にした、実践的なコンサルテングだけでなく、ワークショップ(+研修型)のコンサルテングを導入しました。これは、これまでの3年間、50社以上の事業開発コンサルテングをベースに体系化を測ったものです。

(2)体系化の方法論は、将来へのロードマップとポートフォリオを参加者の間で明確化、共有化(いわゆる見える化)して、一刻も早く研究開発成果の事業化をみんなの協力のもとで実行するものです。これをTIG法として、いくつかのセミナーや学会でリリースしてきました。

(3)これまでのコンサルテング、プロジェクトにおいて実施してきた、イノベーション、産学連携、アライアンス、知的財産、プロジェクト、マーケティングなどのWHAT型のマネジメントについては、「魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」というステージ法をより詳細にしてポジショニングを明確にしたコンサルテングを行っています。

 

今年も、いくつもの大学やNPO、公共団体などでの講演・講義もコンサルテングの合間をぬって時間の許す限り行ってきました。皆様方のお役に少しでもたてれば幸いです。また、出版物も「独立・起業、成功プログラム」(秀和システム)だけでなく、監修した「技術とイノベーションの戦略的マネジメント」(翔泳社)は米国のイノベーション・マネジメントの定番教科書で、勉強になりました。来年2月に監修者仲間で合同セミナーをすることも決まりました。

この1年本当にお世話になりました。代表者も一段とパワーアップしたことを申し添えて、お礼といたします。来年もどうぞよろしくお願いいたします。


2007.8.16

テクノ・インテグレーションとしての新しいコンサルメニューをラインアップしています。これまでは、コンサルの体系として、いわゆる一般のコンサルテングと、プロジェクト型のコンサルテングが主体でしたが、昨年来いくつかのところで、要請があり実施してきました、「ワークショップ(WS)方式のコンサルテング」です。これは少人数でのゼミ方式のようなコンサルテングで、大学院でのゼミ講義のやり方と、企業コンサルを組み合わせた形式であり、事業戦略部門や技術開発部門でお役にたっています。

 事業化や研究開発マネジメントを体系的に学べるとともに、その具体的な実践も一緒に出来るという、一石二鳥的なもので実際に効果を発揮しています。これまで、あまり見かけなかった方式ですが実際に行ってみると大変お客さんの役にたっているようです。

 ご興味ある方は、内容、費用など遠慮なくお問い合わせください。

 

2007.8.16

「イノベーションはマネジメントできるのだろうか??」という問いに答える、世界の定番教科書、バイブルを4年がかりで出版するお手伝いをしました。

本の題名は「技術とイノベーションの戦略的マネジメント」(上)(下)翔泳社(2007年7月刊)です。

小生が監修者を代表してまえがきを書かせていただいていますが「技術を戦略的に捉える「イノベーションのマネジメント」にフォーカスした本書の価値は、日本でますます重要になってくるだろう。本書は、「ゼネラルマネジャー:組織や独立事業部の全体的な戦略マネジメントに責任を負う人」のみならず、技術者、ミドルマネジャーが新たな価値を創造するためにも役立つはずだ。不確実で不連続な新商品開発、新事業立上げにおいて、本書の提示するイノベーションに関する考察と事例の持つ意味は大きい」と書きました。技術やイノベーションに関連する皆様方にご一読をお勧めします。

 

 

2007.8.16

いくつかの大学で社会人学生、大学院学生、工学部学生に新事業創出、イノベーションのマネジメントなどの話しをしてきました。パターンは色々あったのですが、東から大学名を挙げると、東北大学、東京工業大学、横浜国立大学、名古屋大学、大阪大学、高知工科大学といったところです。若者については、色々といわれていますが、それぞれ個性豊かな学生、若者が着実に日本に育っていることを感じています。

 

このような、日本の将来を支える若手との直接対話はまさに、新規事業のマーケティング(マス・マーケティングではなく、個別のテーマ・マーケティング)に似ていて大変興味深い経験です。このような機会を与えていただいた、各大学で懇意にしている先生方に深く感謝いたします。

 

ちなみに、本年9月以降は、大分大学、島根大学、松江高専さんなどにお邪魔するのを楽しみにしております。今後も出来るだけ時間を作ってお役にたてれば幸いです。

 


2007.7.5

この3ヶ月の密度は、気分的には1年以上たったようです。
新しい本「独立・起業」の出版もありました。今後も講演シリーズなど、どんどん紹介できるように、本業のコンサル以外でも、今期も頑張ります。(新刊欄を参照ください、本のWEBは下記します)

http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31868266

 

 

●2007.4.21

NPOテクノ未来塾、福岡セミナーで「企業化精神・・・豊かな時代の独立・起業を考える」セミナー実施、幣著「独立・起業、成功プログラム」(秀和システム刊)からの議論を行いました。福岡主体の塾生から色々な意見が出て、大変有意義な時間をすごすことが出来ました。感謝申し上げます。526日(土)には、東京で塾生向けに「技術者のためのマーケティング」という題で、最新技術経営の一端を紹介し、皆さんと議論するのを楽しみにしております。

http://www.techno-miraijuku.com/


2007.4.2.
イノベーションがらみで、新しい連載を始めました。「書籍で読み解くイノベーション」というわけで、雑誌インターラボ(オプトロニクス社)の月刊誌です。すでに、4月号では「イノベーションのジレンマ」、5月号では「キャズム」、6月号では「戦略的イノベーション」・・・・・と決まっております。どうぞ、ご期待ください。(→現在第6報までPDFで入手可能です。下記参照ください(2,007.8.16記入)
http://www.inter-lab.gr.jp/magazine/200704/pdf/r02_rensai.pdfhttp://www.inter-lab.gr.jp/magazine/200705/pdf/r05_rensai.pdf

2007.4.1
今年度もいくつかの大学で、学生、社会人、経営者などを相手に授業をさせていただきます。下記の大学では前期に継続的に授業をさせていただきます。また、集中講義、ゼミ式のものもありますが、縁あってお引き受けするものが殆どですが、いずれも皆さん方と議論して、こちらも新しい発見をすることが楽しみでもあります。今後も継続的に行うのを楽しみにしております。

●早稲田大学理工学術院学生(1-4年)向けの「技術開発論」講義中です。2007412日(木)開始、毎週1回、7月まで講義実施。100人ほどの受講生に「新事業創出のすすめ」をテキストに実施中。→完了しました。
http://www.sci.waseda.ac.jp/

●青森公立大学大学院(経営経済研究科)「事業構想論」集中講義開始。 2007414日(土)開始、5,6,7月(2回)と集中講義→完了しました。

http://www.nebuta.ac.jp/grad/index.html


2007.3.1
株式会社テクノ・インテグレーションも4年目に突入いたしました。
お蔭様で3年、当初の予想以上に忙しく、会社の業績のほうも、わずからながらの黒字を維持させていただいております。皆様がたのご支援に厚く感謝します。
3年目をめどにして、出版社からの勧めもあり、この会社(TIG)の独立・起業物語を中心とした本を出版します。(4月始めを予定)・・・出版になりました。
「独立・起業、成功プログラム」として、代表者の組織とのかかわりや、独立・起業のための準備やその後の経緯をコラムとプログラム形式でまとめました。ご興味ありかたは、ぜひご一読をお願いします。


●2007。1.1
新年おめでとうございます。
昨年、テクノ・インテグレーションに対して本当にお世話になりました。
心よりお礼申し上げます。

弊社もほぼ3年たち、設立目的であった、「開発・事業化コンサルテング:技術者の夢を現実に・・・」の一端を担わせていただける喜びをかみしめています。

お蔭様で顧客層もかなり拡がりをみせ、また各社や地域の貴重な知的資産をいかに、世の中に役立てていくかというプロジェクトもいくつか行うことができました。日々、皆様がたと頭をひねりながら、新しい発見をクライアントとともに見つけていくという素晴らしい経験でした。

今年も、より皆様にお役にたてるように、できるだけ開発・事業化の現場に近いところで頑張りますので、よろしくご支援のほどお願いいたします。

また、技術者の持てる能力の発揮のための社会人教育、学生指導など大学やNPO、各種団体での社会貢献も時間の許す限り行いたいと思っておりますので、こちらも遠慮なくお声をかけてください。

末尾ですが、皆様がたの益々の繁栄を祈念して,本年も何卒よろしくお願いいたします。
代表取締役 出川 通


●売れ行き好調です。早稲田大学、青森公立大学の授業教科書にもなってます。
詳細は本HP、著作物のところを参照ください。
下記のWWW、アマゾン書店でも購入可能です。

http://www.optronics.co.jp/index.php